1 2012年 08月 23日
『尾張名所図会』の金鼇山天祥庵 中瀬町にあったが今は廃す。守山村の木ヶ崎、長母寺の末。もと長母寺の塔頭で、その境内にあったのを、総見寺の梁南和尚がここに移した。織田信忠卿に仕え、二条御所で討ち死にした下方弥三郎の二男が僧となって住持していたが、三位中将忠吉君の時に、父が死去して世継ぎがなかったので、この僧を還俗させて家督を賜って、下方左近と名乗った。 歴史的な天祥庵の位置 ![]() 『張州雑志』には次のようにある。 臨済宗五山派(東福寺派)、天正年中開基故に天正庵と号す。後に天祥と改む。 長母寺、東福寺末と成ける程に此寺も其頃は関山派下と成て有けるか是も古の如く長母寺に属し五山派下と成れり。 現在の天祥庵(推定) 天祥庵(楞伽院再建予定地)の位置 ![]() ![]() 現在、天祥庵と楞伽院の詳細な場所は不明であるが、おおよその跡地と思われる場所に上の写真で分かるように楞伽院再建予定地とある。ただし、今後どのような予定で再建されるのかは不明である。 ▲
by nitibotuM
| 2012-08-23 19:12
| 尾張名所図会
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2012年 08月 06日
平泉寺白山神社を後にして、今回の旅行の最終目的地である大野市へと向かった。 大野市は名水の町として有名なようで、市内の多くの場所で綺麗な湧き水を見ることが出来る。その中でも今回は、本願清水と御清水を訪れることにした。 本願清水は、イトヨの生息地でもある。また、本願清水のイトヨは海まで降りずに淡水域に留まって成長する陸封型のイトヨとして、国の天然記念物に指定されている。このイトヨは隣接する施設から観察することが出来る。 次に訪れた御清水は今でも地元の人たちによって、守られながら利用されていて訪れた時も人が絶えなかった。夏は水が冷たくて気持ちが良いので子供たちも、この水で遊んでいるようだ。また、冷たい水はとてもおいしかった。 おいしい水をたくさん頂いた後は、ゆっくりと帰路に就くことにした。 本願清水(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() 御清水(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-06 19:12
| 花鳥風月
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2012年 08月 05日
越前大仏を後にして、平泉寺白山神社へと向かった。 平泉寺白山神社は、泰澄によって開かれたといわれ、元々は平泉寺という神仏習合の白山信仰の中心となった宗教拠点であった。特に中世の最盛期には大伽藍を擁していたが、一向一揆によってその大伽藍は焼失してしまった。その後、寄進によって復興したが、往事のような繁栄はなかったようである。明治になると神仏分離令によって平泉寺寄進地領が没収となって、平泉寺の名称を廃し白山神社となり、現在に到る。 実際に訪れてみると、当時の大伽藍は姿を消したとはいえ、今でも白山神社の境内は広い。小さな子供を連れて、夏の暑い時期に訪れたので、それなりにきつかった。あと、駐車場もあるので車でも行けるが、少々歩かないといけないのと、駐車場とはあったのだが、その場所に停めても良いのかいまいち分からなかった。 平泉寺白山神社を訪れた後は、今回の旅行の最終目的地である大野市へと向かった。 平泉寺白山神社(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 泰澄大師廟 ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-05 18:15
| 花鳥風月
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2012年 08月 04日
勝山市の福井県立恐竜博物館を後にして、平泉寺白山神社へと向かった。その途中で、越前大仏が安置される大師山 清大寺という臨済宗妙心寺派の寺院の近くを通った。清大寺は妙心寺派の寺院であるが、そもそもこの越前大仏と清大寺の歴史自体は浅いので、最初の予定ではそのまま通過するつもりだった。ところが、近くまで来た時にあまりにすごい諸堂の大きさに圧倒されて、少々興味本位で寄ってみることにした。 とにかく訪れてみると、その広大な境内と、どんどんと迫る諸堂の大きさに圧倒される。しかし、どういう経緯でこれほど巨大なものが誰の発願で建立できたのであろうか。訪れた時は、この清大寺の歴史自体よく知らなかったので、そういった疑問しか頭に浮かばなかった。実際に家に帰って調べてみると、実業家の多田清によって建立されたと言うことが分かった。しかし、建立された後は色々な問題があったものの現在、臨済宗妙心寺派の寺院として取りあえずは落ち着いているようである。 とにかく、複雑な経緯と歴史の浅い寺院ではあるが、訪れてみるとそのすごさには圧倒される。五重塔からの眺めもすばらしいし、諸堂の大きさもすごいのだが、やはり大仏殿に入った瞬間に越前大仏である毘盧遮那仏と対面した時の衝撃は計り知れない。大きさがイコール信心の深さではないのであろうが、これほどのものを建立するというのはなかなか出来ることではない。そもそも、この寺院自体が観光施設としてスタートしたようだが、今は妙心寺派の寺院であるので、これから歴史重ねて、この越前大仏も広く信仰の対象となることを願いたい。 この越前大仏を後にして、次に行く予定であった平泉寺白山神社へと向かった。 越前大仏(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-04 19:49
| 花鳥風月
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2012年 08月 03日
国道364号を南下して、福井に入った後、勝山市の福井県立恐竜博物館へと向かった。 到着すると駐車場は、かなり一杯になっていた。さすがに夏休みとあって施設内も子供連れがものすごく多かった。ただ、人は多かったが展示は興味深く、ゆっくりと見れば結構時間は掛かりそうだった。ところが怖がりの家の上の子は、動く恐竜などに怖がってじっくりと見ることが出来なかったのは残念。 福井県立恐竜博物館は駐車場も広く、大人500円で気軽に行けるので、お薦めできる。 福井県立恐竜博物館を見終えた後は、国道157号を南下した。 福井県立恐竜博物館(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-03 18:54
| 花鳥風月
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2012年 08月 02日
山代温泉を後にして、国道364号を南下して福井方面へと向かった。途中、山中温泉を通過した時に菅原神社の境内に栢野(かやの)の大杉があるのを知ったので寄ってみることにした。この杉は昭和天皇も立ち寄って見たことから天覧の大杉とも呼ばれているようである。 実際に見てみるとその迫力に圧倒される。写真ではなかなか伝わりにくいが、実際に見てみると想像以上に大きい。温泉街から少し離れているので見る人もほとんどいなかったが、一見の価値はある。 栢野の大杉を後に次は茅葺き屋根の千古の家坪川家を訪れた。立派な建物の中は意外にも風が通り涼しかった。ただ、建物の木材を保護する為に夏でも囲炉裏では火が焚かれていたが、暑さは感じなかった。 白川村の合掌造りなどもそうだが、これだけのものを今の時代に維持していこうとするのは相当大変なことだろうという印象を持った。その後、千古の家坪川家から勝山市へと向かった。 栢野の大杉(2012年7月27日)晴れ時々曇り 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() 千古の家坪川家(2012年7月27日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-02 19:47
| 花鳥風月
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2012年 08月 01日
尼御前岬を後にして、宿泊地である山代温泉のあらや滔々庵へと向かった。 あらや滔々庵は、前田家の歴代藩主入湯の宿という歴史をもつ老舗で、北大路魯山人なども宿泊したそうである。館内には北大路魯山人のゆかりの品々がある。 あらや滔々庵は温泉街の中心にあるが一歩中に入ると、とても静かで客室からは綺麗な緑の木々が見え、夕方と明け方にはヒグラシが鳴いて風情を醸し出す。 宿泊した感想としては、さすが老舗の旅館で、料理もおいしくサービスなども含めて評価の高い旅館と言える。特に温泉は源泉掛け流しで、気持ちが良い。また、この温泉は飲むこともできて、実際に飲んでみたが、ちょっとしょっぱい味がした。朝食にはこの温泉で炊いたおかゆが出された。全体的に見て、お薦めできる旅館である。 また、この旅館に泊まったらぜひ訪れたいのが、有栖川山荘である。有栖川山荘は館内にあって夜8時から始まる、蝋燭と小さい照明の明かりを基調とした雰囲気のあるバーである。ソフトドリンクもあるのでお酒が飲めなくても行けるので、雰囲気だけでも訪れる価値はある。 あらや滔々庵は、また機会があれば是非訪れてみたい。 そして、翌日は石川からまた福井方面へと向かった。 あらや滔々庵(2012年7月26日)晴れ 撮影位置 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 有栖川山荘 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 山代温泉の古総湯とはづちを楽堂 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by nitibotuM
| 2012-08-01 19:59
| 花鳥風月
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