行基寺は、浄土宗の寺院で山号を臥龍山という。松平家の菩提寺であったため葵の紋が各所に見られる。さらに当寺は山城としての機能もあったようで、石垣や見晴らしの良い造りになっている。特に小書院や対面の間からの展望は圧巻。各所で老朽化は見られるが、地形をうまく利用した素晴らしい伽藍だ。訪れている人も少ないのでゆっくり拝観できた。紅葉も綺麗でお勧めできる。
今回、帰ってから気が付いたのだが、対面の間で撮影したファイルがなぜか保存されていなかった。不思議なのは、時間をおいて2度、対面の間で撮影したのだがその間、他の部屋で撮影したファイルはあるのに、なぜかその前後に対面の間で撮影したファイルだけ見当たらなかった。これは怪現象か、いつもあるライカの単純なエラーか。対面の間のファイルがないのは残念だが、今考えても不思議なこともあるものだ。