日本には豊かな自然が残されている。そして、その自然の中で長い時間をかけ人間は歴史を築いてきた。今回、富山を訪れ改めてそのすばらしさを感じることができた。
ところが東日本大震災によって、東北地方から関東地方までの広い範囲で、尊い命や人間が築き上げた歴史が一瞬で失われてしまった。さらには、美しい自然の景観までもが奪われた。
確かに、この日本の豊かで美しい自然を作り上げたのも自然の力ではある。人間が豊かな生活の中で、自然と共存することの難しさをこの度の震災で痛感させられた。特に地震と津波による原発の事故は、この震災の復興の大きな妨げとなっているのは言うまでもない。この世に存在するもので、完全で永遠なるものは存在しない。人間が自然の力を誤って使うと如何に大きな被害となるかを教えられた。この事故の事態の一刻も早い収束と今後の安全の為にこの事故の教訓が活かされることを願いたい。そして、震災で亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、また歴史ある東北地方の美し町並みと自然の豊かさが一刻も早く復興し、また、日本の美しい自然と長い歴史が次の世代へと受け継がれることを願いたい。
杉沢の沢スギ(2011年3月31日)曇りのち晴れ
内山邸の椿(2011年4月1日)晴れ
立山連峰(2011年4月1日)晴れ
瑞龍寺(2011年4月1日)晴れ