尾張名所図会を巡る

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2009年 03月 16日

東御殿(ひがしごてん)

『尾張名所図会』の東御殿(右に半分)    東浜御殿の歴史的な位置
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 浜の鳥居の東にあって、御茶屋御殿とも言う。もと海禅院があったが、延宝六年(一六七八)に海禅院を旗屋に移して、そこに東御殿を造営した。高塀や隅櫓があって城郭のようである。


『名古屋市史』には次のようにある。
 寛永元年(一六二四)に徳川義直によって造営された。(年号は確証なし)そして、東浜御殿の西の櫓は、桑名城に相対して「桑名櫓」と呼ばれていた。東の櫓は「寝覚楼」と呼ばれ、この地を「寝覚の里」と言う。
 また、寛永十一年(一六三四)、徳川家光が上洛の帰路にこの東浜御殿に宿泊している。
 なお、『尾張名所図会』に延宝六年(一六七八)、海禅院を移して、東浜御殿を造営したとあるのは、時代的に無理がある。


『名古屋市史』の東浜御殿
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『張州雑志』の東浜御殿
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現在の東浜御殿(推定)     東浜御殿の推定位置
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 現在、東浜御殿があったと思われる場所には、面影を残すものはない。また、東浜御殿の推定場所であるが古地図などから推定すると、おそらく内田町から国道247号を挟んで伝馬1丁目の一部までだと思われる。おおよそ写真の範囲が東浜御殿を見渡せる位置であったと思われる。
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by nitibotuM | 2009-03-16 20:20 | 尾張名所図会 | Comments(0)


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