人気ブログランキング | 話題のタグを見る

尾張名所図会を巡る

nitibotu.exblog.jp
ブログトップ
2016年 02月 12日

DisplayPort

 現在、サブのモニターとしてEIZO製のSX2262Wを利用している。当機種は、比較的低価格でカラーマネージメントにも対応できるモニターとして2011年の購入以来、重宝している。
 購入当初、このモニターでは「DVI」接続で利用していたのだが、2014年にPCのビデオカードが故障したので新しいビデオカードについて色々調べていくと、NVIDIA Quadroなどと当機種SX2262Wの「DisplayPort」で接続して、対応したソフト(Photoshop CSなど)を利用すると10bit表示が可能になることがわかった。ただ、調べれば調べるほど10bit表示は限定的な利用しかできないため、正直導入するほどの価値があるのかは疑問だったが、折角モニターが対応しているので下記の構成でPCとモニターの接続を再構築することにした。


OS Windows7 64bit  (現状維持)
モニター EIZO SX2262W  (現状維持)
ビデオカード ELSA NVIDIA Quadro 410   (新規購入)
ケーブル EIZO純正 PP200-BK  (新規購入)


 この構成でとりあえず10bit表示が可能になるはずだった。ところがこの構成にしてからPCが起動すらしなくなった。この新しく購入したQuadro 410 は業務用途向けで信頼性が高いものと思っていたので、故障とは考えにくかったが、とりあえず販売元のELZAに相談して色々試していくと、やはりQuadro 410の故障ではなかった。結局、「DisplayPort」接続をやめて「DVI」接続にすれば問題なく起動するということが分かった。しかし、根本的には「DisplayPort」接続できなければ意味が無いわけだ。
 その後、ネットで調べると、どうやらこの「DisplayPort」は相当の曲者で、各方面で不具合の報告があることが分かった。しかし、こんなモニターとケーブルの接続でPCの起動がおかしくなるとは想像もできなかった。それから他社製の「DisplayPort」ケーブルなども購入してみたのだが、状況は改善しなかった。
 

 そして、現在に至るのだが、今は違うPCとモニターをメインで使用しているため、SX2262WとQuadro 410 搭載PCは利用頻度が減った。メインのPCはWindows10で、以前あれだけ手こずった「DisplayPort」接続を新しいモニターでしているが、購入当初から全くトラブルなし。あの曲者「DisplayPort」というのが嘘のようだ。とりあえず「DisplayPort」も現状安定しているとみて良い。
 そこで、ひょっとしたらこのSX2262WとQuadro 410 搭載PCもWindows10にアップデートしたら「DisplayPort」接続が可能ではないだろうかと、最近試してみた。


 結果、SX2262WとQuadro 410で「DisplayPort」接続に成功した。
 Windows10では「DisplayPort」接続でも比較的安定しているようだ。ただ、今回、Windows10のアップデートとSX2262Wの「DisplayPortファームウェア」のアップとQuadro 410のドライバーのアップも併せて実施した。したがって、成功した原因は複合的かもしれない。以下にその状況を簡潔に記す。


OS Windows10 64bit (Windows7 64bitからのアップデート)
モニター EIZO SX2262W 「DisplayPortファームウェア」のアップデート(内容はMacに関するものでWindowsは対象外のようだが該当モニターはアップデートできる。)
ビデオカード ELSA NVIDIA Quadro 410 ドライババージョン(Ver361.75 WHQL)Windows 10 64bit対応
ケーブル オンテック DDP020M-2.0m(2014年Amazonで購入、2016年現在は販売していない。)



 以上、当方のSX2262WとQuadro 410 で「DisplayPort」接続ができた。しかも、非純正の「DisplayPort」ケーブルでの接続が可能だった。あれだけ相性問題があった「DisplayPort」だが今となっては嘘のようだ。

by nitibotuM | 2016-02-12 20:32 | 雑記 | Comments(0)


<< 平芝公園の梅      瀬戸蔵「ひなミッド」 >>